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海外ドラマ「宇宙家族ロビンソン Lost in Space」 [テレビ]

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 私が幼稚園に通っていたころに大好きで、ずっと見ていたテレビがこの「宇宙家族ロビンソン」。吹替えの海外ドラマで、よっぽど面白かったのか海外ドラマなんてまず見ない両親も夢中になって見ていたのを思い出す。

 当時はテレビは当然白黒。しかも壊れかけていたのか、調子の悪いテレビを父が叩いたり蹴ったり(?)してだましだまし見ていたような気がする。そのあたりは、宇宙船の不調から文字通り迷子になってしまったロビンソンファミリーと一致する。

 私の幼い記憶にあるストーリーは、円盤型宇宙船に乗って遭難したロビンソン一家が、砂漠のような惑星に不時着。宇宙船を家のようにして住んでいる。メンバーは両親に姉二人、弟、操縦士、フライデーというロボット、そして謎の男ドクタースミス。ストーリーは一家が異星人に遭遇したり危機に直面したりして、ドクタースミスが輪をかけて事態を悪化させる。しかし家族が力を合わせて事態を切り抜けるという1話もの。スミスはやっかいものだったけど弟くんと妙に仲が良かったような気がする。

 面白いのは番組の終わり際に、事件が解決してやれやれとなっていると、次の禍がふりかかってくる。果たしてどうなるのかと手に汗を握ったところで「ロビンソン一家はどうなるのでしょうか?~次週につづく」となるのである。翌週はその危機一髪の場面からスタート。何とか危険を回避しながら、本編がスタートする。

 ビデオデッキもレンタルもなかった時代なので、番組が見られるかどうかはテレビの調子も合わせて運次第。放映時間を忘れていたり(本当に時間が変わっていたのかもしれないが)、気がつくと同じ時間に「逃亡者」という番組が放映されてロビンソンが終了していたり(後にハリソン・フォード主演で映画化)、そのまま忘れていると半年後に母が新聞を見ながら「たいへん、宇宙家族ロビンソンがまた始まっている、いつから始まってたんでしょう?」と声を上げたり、といった具合。そんな調子で、見逃した回は想像力で補ってたりといい時代でした。

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 ロビンソン一家はずっと同じ惑星にいるのかと思いきや、突然宇宙船が修理できて宇宙へ発進、しかし太陽に吸い込まれそうになって「ロビンソン一家はどうなるのでしょうか?~次週につづく」となった回もあったような。彼らの最終目標は地球へ帰還することだったろうけど、果たして帰れたかどうかは不明。

 これは20年ぐらい前のことなんだけど、「宇宙家族ロビンソン」のDVDボックスが発売されることになり、これのシーズン2を借りて見ることができた。Wikipediaなどの情報も合わせてわかったことだけど、ロビンソン一家は地球の環境悪化から、移民先を求めて宇宙へ飛び立つが、ドクタースミスというスパイが紛れ込んでいたために重量計算が狂い宇宙船は軌道を外れて宇宙の迷子になったとのこと。彼らの目的は移民先候補のアルファ・ケンタウロスへ行きその後地球に帰還すること、ということだそうだ。地球に帰れたかどうかは、番組が途中で打ち切られたので作られていないらしい。まさにロスト・イン・スペースだ。

 しかしいざ番組を見てみると、かぶりものの宇宙人に怪しいストーリーのとんでもないワルノリ番組だということがわかった。当時幼稚園だった私の記憶とは全然違う。ドクタースミスの悪役ぶりは面白いが、今笑えるかというとちょっと微妙な感じだ。

 この時代って本当に凄いSFドラマがいっぱいあって、ちょっと思い出すだけでも「巨人の惑星(ロビンソンと同じアーウィン・アレン製作)」「タイムトンネル」「ミステリーゾーン」「原子力潜水艦シービュー号」「宇宙大作戦」といった具合。正に黄金時代だったのだが、家族で熱中して見たSF海外ドラマということで、個人的にはあの時代に見たロビンソンがやっぱりナンバーワンなのだ。

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